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ぽっちゃり体型の柴犬との幼き日の思い出

私の家は私が物心つく前から柴犬を飼っていました。

飼い始めた理由は泥棒に入られないための防犯に犬を飼おう、という理由でしたが、その割には母にべったべったに甘やかされていたように子供心に思っていました。

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もちろん、しつけはちゃんとしていたので家の敷地に家族以外の誰かが入ろうものなら吠え立て、自らに課された使命を全うしていましたが、家族に見せる姿は従順で甘えちゃんな何とも言えないかわいらしい姿でした。

うちの子は母命だったので、同じく母が大好きでたまらなかった幼い頃の私と母の取り合いになったのですが、私よりも先に生まれ我が家に馴染んでいた彼は大人の余裕で私との母との奪い合いに賢い折衷案を提示し、背中に私を負い、前に犬を抱くという母の体に負担を強いるスタイルを幼い間は貫き通しました。

私が幼稚園に入る頃にはそれなりに知恵というものがついてきていました。そして、ある日見た動物番組の犬のしつけ特集を見て私はこう思ったのです。

「もしかしてこの子の中では私は家族の中で一番序列が低いのでは…!?」と。

その事実を思い至ってから幼稚園児ながら私は知恵を絞りどうにかこの子に私の言うことを聞いて欲しい、と思うようになりました。

幼い私が取った手段はズバリ「餌でつる」でした。その日以来幼稚園から帰ってきてから彼におやつをあげることは私の日課になりました。

その甲斐あってか、お手、おかわり、お座りといった初歩的な動作を私が命令しても従うようになりました。

その時の感動と言ったら。

実際には年長者の余裕というのか、毎日おやつくれるし、従っとくか、くらいの心持だったかもしれませんが、幼い私には私の言うことをちゃんと聞いてくれるようになったという事実が新鮮で、また、彼との絆を深めた気がしてとてもうれしかったです。

ですがそんな具合で毎日毎日おやつと称してジャーキーをあげ、近所の親しいおばさんから魚肉ソーセージを貰い、ついでにとても甘えちゃんで面倒くさがりな性格だったため散歩のときも気が乗らなかったら母に抱っこをせがむという生活をしていましたので、彼の体重はぶくぶく太り、小柄な柴犬だったにもかかわらず体重は13キロと獣医さんもびっくりな重さになってしまいました。

そんなぽっちゃり体型な彼が私の柴犬の認識での標準だったので、親戚が柴犬を飼い始め触らせてもらった時、その脂肪のなさにとても驚きました。柴犬って実はこんなにスリムなのね…と。

そんなこんなで家族も、そして私も猫っかわいがりした彼は私が小学1年生の時にお空へ旅立ってしまいました。

物心ついてから彼との記憶はせいぜい4、5年しかありませんが彼と遊んだ日々は20数年経った今でも鮮明に思い出せるくらい輝かしい日々です。