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犬嫌いをなおしてくれた、頼りになるおにいちゃん

幼い頃に近所の犬に噛まれ、すっかり犬嫌いになっていた私。そんな私を変えてくれたのが、お兄ちゃんのような存在のゴールデンレトリバーでした。

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家に帰ると犬がいる!

小学六年生のころ、その日は友人宅で遊んでいました。いつものように家の玄関を開けると、クリーム色のふわふわのボールが転がってきたのです。なんのおもちゃかと、びっくりしたことを現在でも覚えています。

そのボールの正体が、まだ生まれて2カ月の家に来たばかりの男の子のゴールデンレトリバーでした。

すぐに背を抜かれる!

家族の一員になったゴールデンレトリバーは、たった3カ月の間に兄弟全員の身長を抜き、一番大きくなりました。

もちろん、走るのも一番早いです。兄弟たちで散歩に行っても、ひっぱりまわされ突き飛ばされ…。

一番下の弟には、怖がられてしまう始末。ゴールデンレトリバーは、私たちの長男になりました。

泳ぎまで一番速い!

私たち兄弟はみんな泳ぎが苦手です。そのため、水泳は苦痛でした。

父が夏休みに泳ぎの特訓をすると。ゴールデンレトリバーも一緒に行けるよう、近所の川に行きました。

少し深い川は、私でも足がギリギリつくかつかないか。弟たちはみんなビビって川に入れません。父はスパルタだったのです。

そんなスパルタの父に一番ついて行けたのがゴールデンレトリバー。結局その日、泳ぎを習得したのは彼だけでした。

怒られた私を慰めてくれる

私は一番親との衝突が多かったのです。多感期だったこともあるかもしれません。

しかし、口げんかに勝てるはずがありません。コテンパンに言い負かされては自分の部屋に閉じこもり悔し泣き。

そんなときは必ずお兄ちゃんの顔をしてゴールデンレトリバーが部屋までくるのです。私の部屋は2階でしたが、階段の上り下りもすぐに習得した彼は、よく兄弟の部屋に遊びにきます。

頑なに閉ざした私の部屋を前足でかしかし。その音がなんだかかわいくて、扉を開けると心配そうに座っているのです。彼はみんなの慰め役でした。

愚痴を言い終えるまで、大人しく隣にいてくれます。

近づく最期のとき

私たちと一緒に成長してきた彼でしたが、彼だけ転げ落ちるように早々と歳をとってしまいます。

もう階段の上り下りもできません。兄弟のなかで一番足が遅くなりました。彼が最期を迎えた日、私はバイトでした。

充電をしてきた携帯が、なぜか電源が切れていました。家に帰ると、もう動かなくなっていたのです。

母がメールをくれていたようですが、もしそのメールを見ていたらバイトどころではなかったと思います。彼は最期までお兄ちゃんらしく、心配をかけないよう逝ったのです。

彼が兄弟になった日もお別れをした日も、春先のあたたかくなってきた頃です。まだ冷たく硬い感触は忘れることはできません。

でも、彼のおかげで私は犬が大好きになりました。12年。現在までの人生の約半分を一緒に過ごしてくれました。